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たった1行で売上が変わる!キャッチコピーの極意を教えます。(前編)

たった1行で売上が変わる!キャッチコピーの極意を教えます。(前編)

私たちは日々、膨大な情報に囲まれて生きています。そんな中でふと立ち止まり、目を奪われるような言葉、心に響くメッセージと出会うことがあります。それこそが、今回ご紹介する「キャッチコピーの極意」、つまり「人間の心を動かし、購買行動へとつなげる言葉の力」です。

本記事では、人間の心に響くコピーの作り方を詳細にお伝えいたします。プロのコピーライターやビジネスマン、そして私たち生活者の視点から見た言葉の力を見ていきましょう。



コピーとは何か? 「人間味」と「ウリ」の重要性

まず、コピーライティングの役割を改めて考えてみましょう。コピーは単なる商品の説明ではなく、「商品やサービスの価値を伝え、それが自分にとって大切だと気づかせる役割」を担っています。

1. 「広告活動」の役割

広告コピーは、現代社会において「モノとヒトの新しい関係を創ること」という重要な役割を持っています。 また、広告活動全体は、単に商品を売るだけでなく、「企業と生活者の間のコミュニケーション」であるとも言えます。

2. 人を動かすコピーの「ウリ」を見つける

効果的なコピーには、必ず「ウリ」があります。ウリとは、競合商品と比べて優れている「その商品だけが持つ具体的な価値・強み・安心感・違い」のこと。つまり、USP(ユニーク・セリング・プロポジション)のことです。

USPは、他社には決して真似できない独自の概念です。それは大げさなものだけでなく、「小さな差でも確実に相手を出し抜く工夫」と考えることが大切です。

コピーを書くときに意識すべきは、その商品が「お客様にとって本当に大切なこと」や「便利さ・快適さ・美味しさ」などのメリットを提供しながらも、競合にはない独自のポジション(ウリ)を打ち出すこと。

この“差別化された価値”こそが、人を動かす力になります。

(1) 人間の根源的な欲求を理解する

人が商品を買うときの理由は、突き詰めると2つに集約されます。
それは「快楽(メリットの追求)」と「恐怖(デメリットの回避)」です。
効果的なコピーは、このどちらか、あるいは両方に訴えかけています。

ここで、人が「欲しい」と感じる根底には、次の5つの人間的欲求があります。

  • 成長:自己実現への欲求。新しい自分になりたいという気持ち。
  • 安心:安全・安定・健康を求める本能的な欲求。
  • 共感:仲間とのつながりや承認を求める欲求。
  • 喜び:おいしさ、楽しさ、感動といった快感を求める欲求。
  • :異性への関心や恋愛感情を通じて生まれる欲求。

なかでも「成長」は、社会が成熟するほど高まる欲求です。「昨日の自分より少しでも良くなりたい」という感情に寄り添うメッセージは、あらゆる世代に響きます。

(2) 欲求を「ウリ」に変える

ここまで見てきた人間の欲求は、いわば“火種”です。しかし、火種だけでは行動は起きません。
そこに「この商品なら自分の欲求を満たせる」という確かな理由=ウリ(USP)が必要です。

ウリとは、「お客様にとって大切なこと」を起点にしながら、競合も提供できる要素を取り除いたあとに残る「独自の価値」のことです。
つまり、「欲求を具体的に満たすための仕組み」として存在します。

(3) 9つのウリの切り口

ではお客様の心を動かす「ウリ」を、次の9つの切り口(ニーズ)に分類して見ていきましょう。

  1. 切実なニーズ:今すぐ解決したい問題(例:夜間にパソコンが壊れた)。
  2. 子どもの教育・成長:子どもの未来を支えたいという願い。
  3. 健康・安全・自分の身を守る:健康や安心への根源的ニーズ。
  4. 食べ物・グルメ:味覚・安心・幸福感を満たす体験。
  5. 大衆商品:品質と価格のバランスで満足を得るニーズ。
  6. 時間・手間をかけたくない:忙しい現代人の“効率欲”。
  7. お金をかけたくない:コストパフォーマンスへの関心。
  8. 社交:周囲に認められたい、自尊心を満たしたいという欲求。
  9. 環境・平和:社会的善や持続可能性を重視する価値観。

改めてお伝えするとウリを考えるときは、まず
「お客様の中にある欲求の火種」を見つけ、次に「競合が満たせない方法」でその欲求を叶える道筋を提示します。この二段構えこそが、人を動かすコピーを生み出すしくみです。

人の心を掴み、行動を促す「強い言葉」のテクニック

次に人を動かすコピーを作成するには、生活者のニーズに強く訴えかけ、記憶に残る「強い言葉」を使う必要があります。

1. 心を掴む具体的な表現方法

誰でも効果的なコピーが書ける「表現方法」を紹介します。特に人間味や感情に訴えるのに有効です。

(1) 問いかけで引き込む(質問する)
読者に自分事として考えさせるために、疑問形で問いかけます。
人は質問を投げかけられると、無意識に答えを探そうとします。心理学ではこれを「ツァイガルニク効果(Zeigarnik Effect)」と呼びます。問いかけ系はぐっと引きつけられますよね。

あなたはあなたのままでいいの?

花王(ビオレ)

生きるって、なんだ?

日本生命

Is it in you?

Nike

(2) 権威を利用する(実績を語る)
客観的なデータや権威を活用することで、信頼と安心感を高められます。人は誰しも、「失敗したくない」という不安を抱えておりますが、「専門家の推奨」や「確かな実績の数字」が加わることで、その不安は“安心”へと変わっていきます。

ハリのある肌へ。35年のコラーゲン研究から。

資生堂

世界が認めた品質。

トヨタ自動車

1073R-1乳酸菌。強さひきだす乳酸菌。

明治プロビオヨーグルトR-1

(3) 限定する
数量や期間、対象を限定することで、購買意欲を刺激できます。人は希少性の原理によって「逃したら損をする」と感じ、その瞬間、理性よりも感情が先に動くのです。

数量限定出荷。熟成18年、幻の一樽。

サントリー「山崎」

地域限定スイーツ、今週だけ。

ローソン「ウチカフェ」

数量限定。光をまとう肌へ。

資生堂マキアージュ

(4) 行動の予感を伝える(「行動の予感」を誘う)
「これを試したらどうなるか」という未来を想像させる表現は、行動を促す力があります。たとえば「この方法で3日後には朝がラクになる」と言われると、脳内で“ラクになった自分”を先に体験します。これが「メンタルシミュレーション効果」と呼ばれる心理的現象で、実際に行動する確率を高めることが知られています。

このろくでもない、素晴らしき世界。

サントリーBOSS

一般的にろくでもないと思われている社会も、行動すれば素晴らしき世界が見えてくるという前向きになれるメッセージですよね。

不思議だ。走るたびに、空気がきれいになる。

トヨタ プリウス

(5) 危険をあおる(危機感を煽る)
潜在的な不安や問題点を指摘し、それに対する解決策を提示します。ただし、不安を強調しすぎるのはNGです。これはみなさんもご存知の「損失回避の法則」と呼ばれ、心理学者ダニエル・カーネマンらの研究で証明されています。たとえば「今すぐ始めれば得をする」よりも、「今始めないと損をする」と言われた方が、行動意欲が高まりやすいのです。

地震は、忘れたころにやってくる。

パナソニック住宅設備

親の介護、まだ先の話だと思っていませんか?

LIFULL介護

心理学的アプローチで「人が動く理由」を理解したら、次は「心に残る言葉」をどう選ぶかが鍵になります。なぜなら、いくら理屈で納得しても、感情が動かなければ行動にはつながらないからです。

いかがでしょうか。

色々なコピーを見て感じたかと思いますが、人の心を掴み、行動を促すためには「強い言葉」のテクニックが不可欠です。
たった1行で売上が変わる!キャッチコピーの極意を教えます。(後編)では
記憶残りやすい言葉の選び方から、購買意欲を高める別の方法までをご紹介いたします。ぜひお楽しみに。

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この記事の著者

Cinergia

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関西を中心に企業や商品の「映像動画制作、WEB制作、広告運用」など映像や動画をメインに企画から制作、プロモーションまでを手掛ける広告制作会社です。

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